こんにちは。まかろんです。
実家に戻ってから約2週間後、私は出産予定だったクリニックに入院することになりました。
今日はその時のことをご紹介します。
【安静の効果?】子宮頸管長の長さが戻った
実家に戻り、(コロナ禍のため)しばらくの待機期間を過ごした後、出産予定だったクリニックを一度受診しました。
一般的には子宮頸管長25mmを切った時点で入院とする病院が多いようで、この時私の子宮頸管長はおよそ27mm。一時は22mmまで短縮していた時期もあったので、この日は入院も免れ、とりあえず安心したことを覚えています。自宅安静にしていた効果が出ていたのかもしれません。
しかし、先生の話によると
子宮頸管長は一度短くなったら、仮に長さが戻ってもまた短くなりやすいからね〜
とのことで、この時妊娠32週ごろ。まだまだ出産できない時期ですし、引き続き安静にするよう言われ、この日は診察を終えました。
実家に戻ってからは家事一切してなかったもんな…安静にするってすごい!
【妊娠33週】突然の出血
この時からほんの少し気の緩みがあったのかもしれません。
すでに数ヶ月寝たきりで、やりたいこともやれず、ストレスが溜まりまくっていた私。
そんな私を見兼ねて、親が休みの土日に短時間だけ育児用品を買いに連れて行ってくれたり、ランチに連れ出してくれました。もちろんお腹が張るようなことがあればすぐに横になり、無理をしないようにはしていましたが…。
実家に戻ってから約2週間後のことでした。たまたま親の帰りが遅く、久しぶりに自分で夜ご飯を温めたり、野菜を切ったりしていたところ、自覚症状なく、突然少量の出血がありました。
この時、しばらく思考回路停止。
ヤバイ終わった…。これ、おしるしかな?もう生まれる?
平日しっかり横になっていれば子宮頸管長の長さは維持できるんじゃないかな、といった非常に誤った自己判断で動いてしまったことが引き金になったのかもしれません。
急いで親に連絡し、出産予定先のクリニックに連れていってもらいました。
診断結果は、まだ子宮口が開いているわけではないが、子宮頸管長も20mm前後しかないとのこと。
何も持ってきていない着の身着のままその場で入院が決まりました。
【部屋から一歩も出られない】絶対安静の入院生活がスタート
入院初日の晩は、親に夜ご飯と洗面用具や飲み物など必要最低限の入院セットをを持ってきてもらい、夜も遅かったのでとりあえず就寝。
翌日から再度診察を行い、今後の治療方針や入院生活の説明を受けました。
この時、すでに里帰り前に通っていたクリニックから処方されていたお腹の張りを抑える飲み薬を毎日飲んでいましたが、長期間飲んでいたためか、あまり効かなくなっていました。
先生からは以下の通り、説明がありました。
- 今後は張り止めの飲み薬を点滴に変え、24時間点滴生活を送ることになること
- もちろん状況が改善されれば飲み薬に戻ったりもできるが、こればっかりは点滴生活をしてみなければわからないこと(張りが治らなければ、点滴の量を増やす可能性もあり)
- シャワーは点滴の注射部位を変える3日に1回のみ。その時に子宮収縮が多ければお風呂も諦めなければいけないこと
- もしも当クリニックで対応できる点滴の量を超える場合は、NICUがある大きな病院に転院する可能性もあること
正期産つまり36週に入るまでは、このような入院生活になると思っていてくださいとの説明がありました。もし正期産に突入できれば退院も可能とのことだったので、私は何としても最後くらいは自由なマタニティーライフを送りたいという目標を立てました。
髪切ったり、温泉行ったり、取り損ねていたマタニティーフォトを撮ったり、可愛い子供服をじっくり選びたい!
【寂しさと暇との戦い】とある1日の入院生活スケジュール
7:00 起床
7:15 体温計測、血圧計測、排泄の回数確認
7:45 朝ごはん
9:00 NST(胎児心拍モニタリング)
12:00 昼ごはん
15:00 NST(胎児心拍モニタリング)
16:00 体を拭いてもらう(お風呂に入れる日はシャワー)
18:00 夜ご飯
20:00 NST(胎児心拍モニタリング)
22:00 消灯
コロナ禍により、面会できる人は同居の家族2人まで。
県外から来る人には会えず、同居の家族でも面会時間は30分以内に限られるなど、ただでさえ寂しい入院生活がさらに寂しいものに。
そしてスケジュールを見て、お気付きの方もおられると思いますが、いきなり容体が急変して検査がない限り、とてつもなく暇です(笑)
ただ、看護師さんなどがたまに様子を見に来てくださるのと、夜中であっても点滴が切れたらすぐに取り替えに来てくださるので、私の性格上、自宅のように爆睡したり、めちゃくちゃくつろぐことはできませんでした。
ただ私が入院中は、相部屋でしたがたまたま空室だったので、一人で気楽に過ごすことができました。
【赤ちゃんの様子を知る】入院中に毎日おこなうNSTとは?
上記のNST(胎児心拍モニタリング)とはノンストレステストと呼ばれるもので、一般的には34週ごろから36週以降の正期産に入る妊婦の方が、定期検診で毎回受ける検査です。
ママだけでなく、赤ちゃんも出産のストレスに耐えられるかどうかを確認する重要な検査です。
横になりながら、お腹にベルトのようなものを巻いて、20~40分程度、起きている状態の赤ちゃんの心拍や子宮収縮の有無を調べます。
NSTの詳細については、こちらのサイトをご覧ください。
ユニチャーム株式会社(ムーニー)
https://jp.moony.com/ja/tips/pregnancy/pregnancy/inspection/pt0251.html
子宮収縮があると大きく山なりに波形が示されます。
この回数が多いと子宮頸管長が短くなり、赤ちゃんにもストレスがかかった状態になっているそうです。
その状態だと当然ながらお風呂にも入れず、点滴の量を増やしたりする判断にも繋がります。
そしてこの子宮収縮が定期的な感覚で起こるようになるのが「前駆陣痛」です。さらにその前駆陣痛が最終的には出産に至ります。
私の場合、このNSTの結果によってシャワーの日がスキップになったことは2~3回ほどありました。
お風呂の日が待ち遠しすぎて、今日は入浴できないと決まった時の悲しさはなんとも言えないものがありました。