【経験談】絶対安静の生活とは?⑦〜点滴生活編〜

こんにちは。まかろんです。

今日は、これから切迫早産により入院するかもしれない妊婦の方へ
またはすでにご家族が切迫入院されている方へ、
私がどんな感情で、どんな副作用や痛みと戦っていたのか、私の体験談を通してご紹介します。

【痛い?痛くない?】苦痛の点滴生活

今まで1度も点滴をしたことがなかった私。
お腹の張り(子宮収縮)を抑えるための24時間点滴生活が突如スタートし、身動きの取れない身体となりました。

単純に気になるのが、痛いか痛くないかという点。

新たな部分に点滴を始める際、どちらかと言えば、刺し終わってしまえばはじめのうちは痛くないです。
でも、だんだんと痛くなっていきます。
私が入院していたクリニックでは、1度刺した点滴は3日間そのままでした。
その刺した箇所がだんだんと腫れていき、血管が傷つき、だんだんと痛みを伴うようになります。

そして点滴を抜いた箇所はしばらく痛いです。(打ち身のような痛み)

そしてまた新たな部分に点滴を差し替えます。

新たに刺した箇所でも、たまに刺す角度?が悪いのか、すぐに痛くなり、腕を動かすのも苦痛な時がありました。
少し我慢していたら、金縛りにあうほどの悪夢を見るほど痛くなり、すぐに差し替えてもらいました。

こんな些細なことでだんだんとメンタルがやられます(泣)
痛いのは我慢せず、早めに看護師さんに伝えるべきです。

私は右利きなので、点滴はほとんど左腕にしてもらいました。(普通に腕は動かせますよ)
しかし左腕の血管にだんだんと刺す箇所がなくなってくると、右腕に刺すようになり、2~3週間もすれば両腕が傷だらけになりました。
その傷口は出産後もしばらくは消えませんでした。

両腕の傷跡はムスメの命を守った勲章ですね!

【意外とキツイ】点滴の副作用は?

横になって安静にしているだけなので、きつくないかと思われがちですが、やっぱり体に薬をずっと投与しているわけなので、私は以下のような副作用が続きました。

  • 動悸がしやすくなり、疲れやすい
  • 手の震え

しばらくすると動悸は慣れたのですが、点滴の量を増やしたりするとまた動悸が始まったりと、黙っていても息が上がるような感覚でした。例えば顔を洗ったり、ドライヤーで髪を乾かしているぐらいの作業だけでも一苦労でした。

また手先が震えると文字を書いてみてもガタガタ。書類にサインするだけでも一生懸命。スマホで文字を打つときもかなり打ちづらく、打ち間違えも多々あり、操作に時間がかかりました。

【張りがおさまらない】どんどん増える点滴の量

ベッドから起き上がって歩くのは、トイレと3日に1回のシャワーの際のみ。
検査がある日は自室のベッドの上か、車椅子で検査室へ連れて行ってもらいました。
それ以外はベッドの上で寝ているか、座っているかの生活。それだけ安静にしていても張りがおさまらないことが度々ありました。

少しずつ増える点滴の量に、いよいよ大きな病院への転院が示唆されるようになりました。

ここ(クリニック)で産ませてあげたいけど、これ以上点滴の量増やさないといけなくなると、大きな病院への転院も考えないといけないね…

この数日後、結局大病院へ転院することになったのですが、それまで本当に部屋から1歩も出られず、外の空気をしっかり吸ったのは、救急車で運ばれるほんのわずか一瞬だけでした。

入院のきっかけとなった少量の出血ですが、実は入院中ずっと続いていました。
その出血の量が増えたり、張りが多くなった際には、NSTのみならず随時内診や超音波検査をしてもらい、赤ちゃんの状況を診てもらっていました。

入院していてよかったのは、やっぱり担当の先生が夜中や早朝であっても異変があればすぐに診ていていただけること。昼夜問わず、赤ちゃんを守ってくれているという安心感が常にありました。

【クリニックならでは】唯一のオアシス

そんなキツイ入院生活にも唯一の楽しみの時間が。それはご飯の時間です(笑)
私が入院していたクリニックのご飯は、毎食品数も多く、栄養バランスに優れた、とても病院で食べているご飯とは思えないほどのボリュームと彩り。

毎食がどんなご飯なのか楽しみで、写真を撮っては家族に報告していました。

とある日の朝食。和食と洋食(パン)が交互に出てきました。
パン好きの私にとっては、入院中でもパンが食べられて幸せでした。

とある日のランチ。
親子丼や牛丼など普段馴染みのあるメニューばかりで家にいるような感覚になりました。

とある日のディナー。
メインディッシュに魚や肉といったオシャレなメニューが続きました。

仕事をしている母が毎食こんなに栄養バランスの整った品数の多いご飯を準備するのは非常に大変なことです。
そういう意味では、入院させてもらい、このような守られた環境の中でお腹の子を育てさせてもらっているというのは、ありがたかったとも思います。

すでに体重の増加が著しかった私にとっては、死活問題でもありましたが、入院中に体重測定もなく看護師さんからは何も言われなかったので、知らん顔してきっちり毎回完食。

おかげさまで、食べて寝ての生活によりこの2週間ほどの入院で2kg近く太ってしまいました(笑)

まとめ

今回切迫早産で入院し辛いながらも頑張れたのは、家族の応援はもちろんのこと、昼夜問わず懸命に看病してくださった担当の先生はじめ助産師さん、看護師さんたちが献身的にサポートしてくれていたからです。
そんな人たちがいてくださることをこうして身をもって知ることができ、ムスメはそんな中で懸命に生まれてきてくれたんだなと改めて全てに感謝です。

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