こんにちは、まかろんです。
突然の入院となると気になるのが入院費用ではないでしょうか。NICUやGCUって莫大な費用がかかるイメージだったので、恥ずかしながら私も出産後すぐに費用のことを調べたのを覚えています。
ムスメの入院期間(16日間)の医療費とは?
結論から言いますと、入院による総医療費合計1,301,530円でした。
この数字を見たとき、目玉が飛び出るかと思いましたが、ここから実際に支払った費用は198,131円。
なぜここから110万円も引かれているのか。それは健康保険組合の限度額適用認定証を発行したから。公的医療保険制度における給付のひとつで【高額療養費制度】の仕組みを活用させてもらいました。
高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。
医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、「限度額適用認定証」を提示する方法が便利です。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3030/r150/
高額療養費制度めちゃめちゃありがたい!!!
医療費が高額になりそうな場合、加入している(する予定の)健康保険組合に限度額適用認定証を申請し、退院時までに発行してもらいます。
発行機関にもよると思いますが、発行までに1週間以内程度と比較的早く発行してもらえるようです。
そして保険証とともに「限度額適用認定証」を医療機関に提出すると、病院からの医療費請求額を自己負担限度額までの金額(月単位)にとどめることができ、医療費の窓口負担を抑えることができます。(入院のほか、外来診療についても利用可能)
産後すぐのボロボロの体で、申請手続きを行うのは負担が大きいので、家族の方に手伝ってもらいましょう。
自己負担の医療費には何があるのか?
それでも実際に支払ったのは20万円程度。そのうち16万円ほどが自己負担限度額になりますが、それ以外は自費負担分の4万円ほどでした。どんな内訳だったのか、ご紹介します。
・食事標準負担額(つまりミルクのこと)
生まれたての新生児が飲むミルクの量なんてたかが知れいているのかなと思いましたが、実際には意外と高かったように思います。入院時にこんな案内がありました。
当院では母乳栄養を優先しますが、お母様の体調、治療内容、母乳不足、赤ちゃんの栄養状態、健康状態によっては、人工乳や特殊治療ミルクを使わせていただきますね。
人工乳を使用する場合には、少量でも1日あたり最大1380円の給食費がかかるとのこと。つまり市販で売っているようなものではなく、都度開封して少し特殊なミルクを使っているようでした。決して安いとはいえませんが、ムスメの栄養源であるので仕方ないですね。明細で確認すると約3万円でした。
・病衣料
被服費ですね。毎日の着替えは病院のものでした。持ち込みは不可でしたので、病院側で用意してくださっているものを着せてもらっていました。これは1日約100円程度でしたので、そんなに負担は重くなかったです。
・新生児聴覚検査料
ムスメが入院した機関ですと、費用は5500円でした。実は今回里帰り出産だったのですが、こちらは後日私が住む市区町村に請求すると5000円戻ってきました。
厚生労働省が生後3日目頃の検査を推奨している先天性難聴の検査です。(生後90日までに受けた検査が公費負担の対象とのこと)
・先天性代謝異常検査採血料
生まれて4日目から6日目の間に足の裏からごく少量の血液を採って、赤ちゃんの病気の早期発見・早期治療のために先天性代謝異常等の検査です。検査料は市区町村が負担するところが多いようですが、採血料は自己負担とのことでした。ムスメが入院した病院ですと、2800円の自己負担でした。
・K2シロップ
こちらの費用は13日分で1000円でした。ムスメの場合、入院中に3回服用し、退院時に10本のシロップを持たせてもらいました。
ケイツーシロップは、赤ちゃんに起こりやすい出血を防ぐためのお薬で赤ちゃんのビタミンK欠乏を予防するものです。
https://kinohosp.com/k2_syrup/
さいごに
病院や市町村の助成の有無によっても費用は少し異なってくるかと思いますが、実は私は里帰り出産にて出産したため、病院の窓口では一旦全額を支払いました。
私の住む福岡市では「子ども医療費助成制度」というものがあり、3歳未満の乳幼児は窓口での費用負担はゼロです。(2021年10月現在)つまり、自己負担分以外の保険適用分の医療費は後日請求することによって、還付されます!
ムスメの場合、里帰り中に他の医療機関も利用したため、純粋にGCUの入院費用だけではないですが、還付された金額は7万5000円程になりました。かなり大きいですよね。
出産後、自宅に帰られて大変な中だとは思いますが、医療費の請求もお忘れなく。支払った医療費の領収書等は全て取っておかれることをお勧めします。