【まさかの早産】あっという間にムスメ誕生③

こんにちは、まかろんです。

ムスメを出産した日の続きです。(今日こそ産まれます。)

休む間も無く第2関門へ

切開後、しばらく頑張ってもなかなか赤ちゃんは出てこず。いよいよ次の手が打たれました。吸引分娩です。

金属製(ハードカップ)又はシリコン製(ソフトカップ)の丸い大きなカップを赤ちゃんの頭に当て、カップ内の空気を抜き、吸引力によって赤ちゃんを索引する分娩法を吸引分娩といいます。

https://www.mihara.com/glossary/detail.php?no=MTQ=

んー赤ちゃん苦しそうだね…吸引してもいいかな?

え!苦しそう?!すぐしてください!!!

分娩が長時間進まず、赤ちゃんが弱ってきているとのことだったので、これまた悩むことなくすぐに吸引分娩をお願いしました。

吸引器を使って間も無く、医療スタッフ方の「赤ちゃんもう出るよ!!!」の声が聞こえてきました。

この段階に来るともう呼吸法なんてあってないようなもので、息は乱れまくり、もう頭のなかは「痛すぎる!」と「もう無理!」の2つしかなく、何も考えられない状態。

叫び続けながら最後の1回いきむと目の前が真っ暗になり一瞬気絶。

気づいた時には赤ちゃんが取り上げられていました。

産まれた瞬間は正直感動よりも「やっと産まれた…」と呆然していた気がします。

陣痛を感じてからおよそ8時間半後の18:20、ムスメは大きな産声をあげ、身長45cm、体重2482gで元気に産まれてきてくれました。
コロナ禍による立ち会い出産禁止のため、お昼過ぎからずっと面会室にいてくれた旦那にも電話ではありましたが、その愛しい産声を聞かせてあげることもできました。

すぐにへその緒などの処置がなされ、しばらく待っていると少しだけ抱かせてもらいました。

意外と髪もフサフサでしっかり目が開いたムスメは、「ここどこ?」といったようなぽかーんとした可愛いお顔でこちらをじっくり見ていました。

本当にこの子がお腹にいたんだ…小さくてかわいい

不妊期間が長すぎて、どこか我が子の顔を見るまでは本当にお腹に子供がいるのか疑っていた私(笑)

時間が経つにつれて少しずつ出産を終えた実感が湧いてきました。

それと同時に今までに感じたことのない達成感…!
「人生において大きな局面である出産を乗り越えたんだ」という大きな仕事をした感じを味わいました。

ちなみに吸引されたムスメの頭は少し伸びましたが、数ヶ月後気付いた時にどこが吸引されたところなのかわからないぐらいに綺麗になっていました。

私の出産を振り返って

腹痛を感じてからあれよあれよとお産が進み、初産にしてはおよそ8時間半というスピード出産で妊婦生活を終えました。
苦しかった点滴生活でしたが、その治療によってムスメの命が救われていたんだなと実感した出来事でした。すんなり早く産まれてくれて、とても親孝行のムスメです。

出産の痛みは、私は腰が何か巨大な岩で潰されたような痛みで、生理痛の痛みが人間の耐えられるMAXの痛さになったような感じでした。

よく聞く「鼻からスイカ」よりはマシかなと思いましたが、下半身の痛みは痛すぎてむしろ下半身の感覚がなく、目を開けることも喋ることもできず、ただ叫ぶのみの出産でした。

もちろん出産時だけでなく、産後もいたるところが痛くて身体は疲弊しているはずなのに、興奮状態が抜けず全く寝付けなかったことを覚えています。

これから出産を迎える予定の方には少し脅かしてしまったかもしれませんが、お産は必ず終わりがきます!そして女性にはこの痛みに耐えられる力があるので、周りのサポートを信じて、そして我が子に会える楽しみを胸に是非がんばってくださいね。

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